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キーワード
Smart Work経営 企業の挑戦
『企業を競争優位に導く人材戦略』
~グローバル経済で真価を発揮する人材経営の“哲学”と“戦略”とは~
日本経済を取り巻く環境の急速な変化を受け、企業は経営に対して抜本的な変革を迫られています。特に産業構造の転換、グローバル化、労働人口のシフトなどで企業間の人材確保をめぐる競争は激化し、従来型の採用手法では優秀な人材を十分に確保することが難しい環境となっています。今後、企業が競争力を維持・成長させていくためには、従来型の人材戦略から抜け出し、次代を見据えた「人と企業の新しい関係」を構築していくことが肝要です。
本シンポジウムでは、第一線で活躍する学識者の講演や積極的な人材戦略を展開する企業の取り組み紹介から、成長を志す企業にとって最も重要な経営課題のひとつとなる人材管理・採用戦略を、経営者視点から考察します。
概要OVERVIEW
- 開催日時
- 2018/4/26(木)
13:00~16:30 (12:30開場)
- 会場
- 日経ホール(千代田区大手町1-3-7 日経ビル3F)
- 受講料
- 無料
- 定員
- 500名
- 締切日
2018年4月15日(日)
*お申し込み多数の場合は抽選のうえ、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。
当落の発表はメールのご連絡をもって代えさせていただきます。
*ご記入いただいた個人情報はご本人の承諾なく本シンポジウムの実施目的以外には 使用いたしません。
- 主催
日本経済新聞社クロスメディア営業局
- 協賛
Indeed Japan株式会社
- 協力
日経HR
- お問い合わせ
「人材戦略シンポジウム」事務局 (受付時間10:00~18:00 土、日、祝日を除く)
TEL:03-5917-0201 FAX:03-5966-5773
E-mail: jinzaisenryaku@stage.ac
プログラムPROGRAM
13:00~14:00 基調講演
神戸大学大学院 経営学研究科 准教授 服部 泰宏 氏
人材マネジメントの分野では、「人と会社の関わり合いをどのするか」という点に関する企業の考え方を「フィロソフィー」とよびます。これは人材マネジメントの最も深部を構成するものであり、意識するか否かにかかわらず、より表層部にある施策のあり方を規定するものになります。
たとえば、かつて日本企業にあった「長期雇用」や「年功に基づく処遇」などは具体的な「施策」であり、それは「人と会社とが一体化した親密な関わり合い」というフィロソフィーを基底に持っていたわけです。当然、施策の変更はフィロソフィーとの整合性を考えてなされなければならず、その意味で二者の関係は、オペレーティング・システム(OS)と、その上で動くアプリケーション・ソフト(アプリ)の関係に例えることができると思います。
私の見るところ、2000年代以降の日本企業は、人と会社の関わり合いがこれまでとは違うものになりつつあるのですが、それがどのようなフィロソフィー(OS)であるかという点に関しては、誰もまだ明確な答えを提示できていないように思います。
今回のシンポジウムでは、これからの日本企業に求められるOS、そしてその上で駆動するアプリについて考えていきたいと思います。
14:00~15:15 企業セッション
<登壇者>
・アクセンチュア株式会社 執行役員 人事部長 武井 章敏 氏
・株式会社セールスフォース・ドットコム リクルーティング ディレクター 古瀬 悠人 氏
・武田薬品工業株式会社 グローバルHR タレントアクイジション(日本)ヘッド 濟木 俊行 氏
・日産自動車株式会社 人事本部 副本部長 井原 徹 氏
<ファシリテーター>
・ルーセントドアーズ株式会社 代表取締役 黒田 真行 氏
先進企業各社が、ビジョンを実現するための経営戦略と人材戦略をいかに紐づけ、自社のフィロソフィーにフィットした採用や育成を行っているのか、グローバル&テクノロジー時代の課題と各社の取り組みを伺います。
1. ビジョン実現に向けて、経営戦略と人材戦略をどう統合していくべきか?
2. グローバル&テクノロジー時代の人材課題とブレークスルーに向けた取り組み
3. 専門化が進む人材要件と企業フィロソフィーをいかに融合しているか?
15:15~15:30 休憩
15:30~16:30 特別講演
Indeed Japan株式会社 代表取締役/ゼネラルマネジャー 高橋 信太郎 氏
登壇者SPEAKERS
服部 泰宏 氏
神戸大学大学院 経営学研究科 准教授
神奈川県生まれ。神戸大学大学院経営学研究科卒業(2009年)。滋賀大学経済学部情報管理学科専任講師(09-11年)、准教授(11-13年)、横浜国立大学大学院国際社会科学部・研究院准教授(13-18年)を経て現職。日本企業における組織と個人の関わりあい(組織コミットメントや心理的契約)や、経営学的な知識の普及の研究等に従事。13年以降は、人材の「採用」に関する科学的アプローチである「採用学」の確立に向けた研究、ASEAN地域における日本企業の人事管理に関する研究にも従事。第26回組織学会高宮賞(10年)、人材育成学会論文賞(14年)、日本の人事部「HRアワード」書籍部門最優秀賞受賞(16年)。
武井 章敏 氏
アクセンチュア株式会社 執行役員 人事部長
新卒で日本の大手自動車メーカーに入社、営業、人材開発、海外での生産工場の立ち上げ、そして20年振りの人事制度の改革に従事。その後、アップルジャパンおよびファーストリテイリングにて人事部長を歴任。いずれも人事領域のエキスパートとしてキャリアを積む。2012年にアクセンチュア入社。執行役員 人事部長、グローバル ヒューマンリソース マネジメント コミッティメンバーに就任。アクセンチュアでは、グローバル共通の制度やシステムを基盤に、人材のグローバル化、社員のキャリア開発、組織の活性化など、組織・人事課題の解決に取り組む。
古瀬 悠人 氏
株式会社セールスフォース・ドットコム リクルーティング ディレクター
アメリカ、オレゴン州出身。オレゴン大学を卒業。FXアナリストとして勤めた後に、「データ分析に関わる仕事」よりも「人に関わる仕事」に携わるため、Executive Search ファームへ転身。IT業界に特化した人材に対するキャリアプランのコンサルティングを行う。その後2013年にセールスフォース・ドットコムへ転職。現在はJapan Recruiting Directorとしてチームを束ね、働きがいを求める有望な人材獲得に力を入れている。
濟木 俊行 氏
武田薬品工業株式会社 グローバルHR タレントアクイジション(日本)ヘッド
総合化学メーカーにて営業職、人材開発関連のベンチャー企業でのコンサルティング営業などを経て、2011年に武田薬品入社。15年より現職。入社以来、新卒、プロフェッショナル、エグゼクティブ採用を多数経験し、現職に就任後はグローバル体制への変革に併せてエンプロイヤーブランディングの強化、グローバル採用管理システムの導入などのプロジェクトを経験し現在に至る。
井原 徹 氏
日産自動車株式会社 人事本部 副本部長
1991年新卒で日産自動車株式会社入社。一貫して人事畑を歩み、国内のみならず、日産モトール・イベリカ社(日産スペインの開発・生産・販売拠点)や北米日産(日産の北米リージョナル本社)にて、人事オペレーションやタレントマネジメントに従事。2009年に採用・異動担当部長、12年にR&D人事部長(14年よりルノーとの組織一体化に伴い、ルノーR&D部門も含めたアライアンスR&D人事部長)に就任。15年より人事本部副本部長(日本タレントマネジメント、ダイバーシティ・ディベロプメントオフィス担当)、現在に至る。日本における人財の採用から育成、リーダーシップ開発に従事している。
黒田 真行 氏
ルーセントドアーズ株式会社 代表取締役
1989年、関西大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。求人情報誌の編集長を経て、2006年から8年間、転職サイト「リクナビNEXT」編集長を務める。株式会社リクルートメディカルキャリア・取締役、株式会社Biz-IQ取締役などを歴任し、メディア事業と人材紹介事業のプラットフォーム化とAI活用を推進してきた。14年6月、株式会社リクルートキャリアを退職し、「ミドル世代の適正なマッチング」をメインテーマとして、ルーセントドアーズ株式会社を設立。ミドル専門の転職支援サービス「Career Releace40」を運営している。 ※著書 『転職に向いている人 転職してはいけない人』(日本経済新聞出版社)
高橋 信太郎 氏
Indeed Japan株式会社 代表取締役/ゼネラルマネジャー
関西大学在学時からベンチャー企業リョーマで活躍。1989年リクルートに入社。求人広告事業の営業として、年間MVPを多数受賞。新規事業開発室に配属後は、ゲーム情報誌を創刊。その後、リクルートの子会社であるメディアファクトリー(現 株式会社KADOKAWA)に出向し、ゲームの新流通開発などエンターテイメント事業で活躍。2001年まぐクリック(現GMOアドパートナーズ)に転じ、ネット広告をはじめとしたインターネット事業を手掛ける。06年代表取締役、13年GMOインターネットグループ常務取締役となる。16年4月よりIndeed Japan株式会社 代表取締役/営業本部長に就任。17年10月より現職。