- HOME
- 【オンライン開催】 第3回 日経Well-beingシンポジウム
【オンライン開催】
第3回 日経Well-beingシンポジウム
「幸福と充実」日本は世界に先行できるか
人間の幸福と充実を指標の1つとして持続可能な成長を探求する動きが日本でも本格化してきました。2021年3月に公益財団法人Well-being for Planet Earthと共同で「Well-being Initiative」を創設、参加19社と共に企業価値向上にもつながるWell-beingのあり方を考えてきた日本経済新聞社は、昨年12月に発足した「ウェルビーイング学会」からアカデミアの方々も招いて3回目のシンポジウムを開きます。世界で注目されながらまだ議論が成熟していない「主観的Well-being」にも焦点を当てて、収入・資産など客観要素だけでない「内面の豊かさ」について、研究と実践を深める道を探ります。
概要OVERVIEW
- 開催日時
- 2022/3/25(金)
10:00~16:45
- 受講料
- 無料
- 主催
日本経済新聞社
- 協賛
アサヒ飲料、味の素、アドバンテッジリスクマネジメント、EY Japan、江崎グリコ、
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、住友生命保険、
第一生命ホールディングス、デロイトトーマツグループ、凸版印刷、日本たばこ産業、
パーソルホールディングス、富士通、ポーラ・オルビスホールディングス、丸井グループ、
三井住友トラストホールディングス、三井不動産、ロート製薬
- 企画協力
公益財団法人Well-being for Planet Earth
- 協力
Global Wellbeing Initiative、一般社団法人スマートシティ・インスティテュート
- 締め切り
2022/3/25(金)
※ご視聴URLは、ご登録いただいたメールアドレスへ事務局よりお送りします。
※ご記入いただいた個人情報はご本人の承諾なく本シンポジウムの実施目的以外には使用いたしません。
- お問い合わせ
「日経Well-beingイベント」事務局
E-mail: well-being@nex.nikkei.co.jp
プログラム Program
10:00~11:00 グローバルセッション "Balance, Harmony, and Happiness? A Discussion of the World Happiness Report 2022."
Tim Lomas(ティム・ローマス)氏(ハーバード大学 研究員)
内田 由紀子氏(京都大学 こころの未来研究センター 教授)
<モデレーター>
Alden Lai(アルデン・ライ)氏 (ニューヨーク大学 School of Global Public Health助教授)
11:00~12:10 パネルディスカッション 「人的資本経営の最前線」
島津 裕紀氏(経済産業省 経済産業政策局 産業人材課長)
三瓶 裕喜氏(アストナリング・アドバイザー 代表)
<モデレーター>
田中 太郎氏(日経ESG経営フォーラム 事業部長)
13:00~13:30 企業講演 「人的資本の開示で本格化するウェルビーイング経営 ~成果を出すための本質的な取り組み~」
13:40~14:50 パネルディスカッション 「Well-beingと経営の在り方と、資本市場への有効な価値訴求について」
松江 英夫氏(デロイト トーマツ グループ CSO(戦略担当執行役))
矢島 美代氏(三井住友トラスト・ホールディングス 執行役員 (Well-being担当))
<モデレーター>
小林 暢子氏(日経BP 総合研究所 コンサルティングユニット長 主席研究員)
15:00~16:15 アカデミアセッション 「ウェルビーイングの現状と未来 ~学術界・産業界の取り組みについて~」
渡邊 淳司氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)
高野 翔氏(福井県立大学地域経済研究所 准教授)
<モデレーター>
前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
16:15~16:45 対談セッション 「変わる企業価値と、再構築の方法論」
松尾 竜聖氏(EYストラテジー・アンド・コンサルティング シニア マネージャー)
登壇者 Speaker
Lara Aknin(ララ・アクニン)氏
サイモンフレーザー大学 特任准教授
World Happiness Report共同編集者
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学博士課程修了。博士(社会心理学)。彼女の研究では、思いやりのある行動が人々の気持ちにどう影響を与えるのかということに特に焦点をあてながら、幸せと社会的な行動の先例と結果を検証している。カナダ心理学会からのthe President’s New Researcher Awardや科学的心理学会からのa Rising Star Awardなど各種受賞歴多数。
Tim Lomas(ティム・ローマス)氏
ハーバード大学 研究員
イギリス・ウェストミンスター大学博士課程修了。博士(哲学)。2013年-2020年東ロンドン大学ポジティブ心理学講師。今までにwellbeingに関連する80以上の論文、11冊以上の本を出版。タイム誌、The New Yorkerなどでの掲載も多数。研究関心分野は、マインドフルネスと仏教、ポジティブ心理学、他。
内田 由紀子氏
京都大学 こころの未来研究センター 教授
京都大学教育学部卒、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は社会心理学、文化心理学。ミシガン大学、スタンフォード大学客員研究員等を経て、08年より京都大学こころの未来研究センター助教、11年より准教授、19年より現職。2019年~2020年スタンフォード大学行動先端研究センターフェロー。2010年-2013年に内閣府幸福度に関する研究会委員、現在は中央教育審議会の委員を務める。近著に「これからの幸福について:文化的幸福観のすすめ」(新曜社)
Alden Lai(アルデン・ライ)氏
ニューヨーク大学 School of Global Public Health助教授
ジョンズ・ホプキンス大学で博士号を取得後、政府、大学、バイオ医薬品メーカーでコンサルタント・研究員として従事。専門分野は医療従事者の職場エンゲージメント、組織科学、個人・社会のウェルビーイング。
伊藤 邦雄氏
一橋大学CFO 教育研究センター長
1975年一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院商学研究科長・商学部長、一橋大学副学長を歴任。中央大学大学院戦略経営研究科特任教授。商学博士(一橋大学)。経済産業省プロジェクト「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」では座長を務め、最終報告書(伊藤レポート)は海外でも大きな反響を呼び、その後の日本のコーポレートガバナンス改革を牽引した。経済産業省「コーポレート・ガバナンス・システム研究会」委員、東京証券取引所「企業価値向上表彰制度委員」委員長、経済産業省・東京証券取引所「DX経営銘柄」選定委員長、日本取締役協会「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」選考委員、経済産業省「グリーンファイナンスと企業の情報開示の在り方研究会」(TCFD研究会)座長、経済産業省「SDGs経営・ESG投資研究会」座長、経済産業省「トランジション・ファイナンス環境整備検討会」座長、TCFD(気候変動財務情報開示)コンソーシアム会長、経済産業省「企業価値の向上と人的資本の研究会」(人材版伊藤レポート)座長、IIRCとSASBが統合してできたValue Reporting Foundation(VRF) のアンバサダーを務める。
島津 裕紀氏
経済産業省 経済産業政策局 産業人材課長
三瓶 裕喜氏
アストナリング・アドバイザー 代表
アストナリング・アドバイザーLLC 代表、一橋大学CFO教育研究センター客員研究員
2021年4月、上場企業の価値向上への助言及び機関投資家のスチュワードシップ活動支援を行うアストナリング・アドバイザー社を設立。2007年から2021年までフィデリティ投信にて企業調査部門統括及びスチュワードシップ活動の責任者。32年間機関投資家として内外株式投資に従事。ロンドンにて日・英金融機関の合弁運用会社でCEOを経験。「人的資本経営の実現に向けた検討会」委員。伊藤レポート、価値協創ガイダンス、スチュワードシップ・コード、コーポレートガバナンス・コード、令和元年改正会社法、人材版伊藤レポート、知財・無形資産ガバナンスガイドライン他の策定に参画。
田中 太郎氏
日経ESG経営フォーラム 事業部長
「日経ビジネス」副編集長、「日経エコロジー」編集長、「日経ESG」編集長などを経て2021年4月から現職。30年以上、経済記者一筋。企業が長期的な視点で経営基盤を強化するための情報の発信に力を入れている。グリーン購入大賞審査員、エコマーク運営委員会委員などを務める。
鳥越 慎二氏
アドバンテッジリスクマネジメント 代表取締役社長
東京大学経済学部経済学科卒業。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院修了、MBA取得。ベイン・アンド・カンパニーを経て、1994年、アドバンテッジパートナーズのパートナーに就任。翌年、アドバンテッジインシュアランスサービス設立、同社代表取締役社長に就任。団体長期障害所得補償保険(GLTD)のマーケティング事業を開始。99年、同社をアドバンテッジリスクマネジメントとし、現在に至る。
入山 章栄氏
早稲田大学大学院経営管理研究科
早稲田大学ビジネススクール 教授
慶應義塾大学卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所でコンサルティング業務に従事後、2008年 米ピッツバーグ大学経営大学院より Ph.D.(博士号)取得。 同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。13年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。19年より現職。専門は経営学。国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。メディアでも活発な情報発信を行っている。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)他
松江 英夫氏
デロイト トーマツ グループ CSO(戦略担当執行役)
デロイト トーマツ合同会社
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社パートナー
(Strategy Analytics M&A Divisionリーダー)
中央大学ビジネススクール客員教授
事業構想大学院大学客員教授
経済同友会幹事、国際戦略経営研究会理事
フジテレビ「Live News α」 コメンテーター
主な著書に『両極化時代のデジタル経営(監修・共著) 』 (ダイヤモンド社.2020年) 『自己変革の経営戦略~成長を持続させる3つの連鎖』 (ダイヤモンド社.2015年)、『両極化時代のデジタル経営—共著:ポストコロナを生き抜くビジネスの未来図』(ダイヤモンド社.2020年)など多数
矢島 美代氏
三井住友トラスト・ホールディングス 執行役員
(Well-being担当)
早稲田大学卒業。住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)入社後、マーケット事業で為替ディーラーを担当。金融法人営業、ポートフォリオマネージャーなど経て、40歳のとき港南台支店にて信託銀行業界初の女性支店長に抜擢される。新商品開発や投資信託販売開始、CS推進部の新設、2011年の東日本大震災直後の二子玉川支店の開設に従事するなど、複数の新規業務の立ち上げに携わる。2人の子育て、親の介護をしながら、仕事を継続。16年、法人業務部にて女性初の執行役員に。21年から現職。
小林 暢子氏
日経BP 総合研究所 コンサルティングユニット長
主席研究員
1991年日経BP入社。『日経情報ストラテジー』『日経コンピュータ』などのIT専門誌編集に携わり、2013年から『日経情報ストラテジー』編集長。17年から人事室長を務め、20年4月から現職。人事部門向けデジタルメディア「Human Capital Online」の発行人を務める。
スズキ トモ氏
早稲田大学 教授・博士(Oxford)
公認会計士試験合格、大手監査法人を経て渡英。オックスフォード大学で「経済・会計の哲学」博士号を取得後、同大「会計とサステナビリティ」教授を長く務め、幾多のBest Professor賞を受賞。チャールズ皇太子「サステナビリティ会計財団」初代学術メンバー。国連、中国、インド、日本等の閣僚等と協働して政策レポートを上梓。帰国後は早稲田大学にて成熟経済社会のサステナビリティとウェルビーイングをテーマに研究中。『関経連レポート:成熟経済・社会の持続可能な発展のためのディスクロージャー・企業統治・市場に関する研究調査報告書』(2021)は岸田政権の「新しい資本主義」分配政策に影響。現在、首相補佐官らと協同して所得と遣り甲斐の向上や女性活躍政策の実現に向けて活動中。
渡邊 淳司氏
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
人間情報研究部上席特別研究員
東京大学大学院 情報理工学系研究科 博士課程修了後、科学技術振興機構 さきがけ研究員等を経て、現職。人間の身体的コミュニケーション、触覚情報伝送に関する研究に基づき、人と人との共感や信頼を醸成し、様々な人のウェルビーイングが実現される方法論について探究する。また、美術館や科学館での表現・体験領域の設計にも関わる。主著として「情報を生み出す触覚の知性」(化学同人、毎日出版文化賞(自然科学部門))、「ウェルビーイングの設計論」(BNN、監訳)、「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」(BNN、編著・監修)ほか。
高野 翔氏
福井県立大学地域経済研究所 准教授
2020年から福井県立大学地域経済研究所に着任し、ウェルビーイングの概念を自治体政策に活用する研究とウェルビーイングを増進するまちづくり活動を実践。2009-20年は、JICA(国際協力機構)にて、約20ケ国のアジア・アフリカ地域で持続可能な国づくり・地域づくりプロジェクトを担当。2014-17年には、ブータン王国にて、人々の幸せを国是とするGross National Happiness(GNH)を軸とした国づくりに協力。1983年福井県福井市生まれ、英国シューマッハカレッジ卒(Master of Arts)。
前野 隆司氏
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
1984年東京工業大学卒業、86年同大学修士課程修了。キヤノン、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現職。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務。博士(工学)。著書に、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せな職場の経営学』(19年)、『幸福学×経営学』(18年)、『幸せのメカニズム』(14年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(04年)など多数。日本機械学会賞(論文)(99年)、日本ロボット学会論文賞(03年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(07年)などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、幸福学、イノベーション教育など。
小布施 典孝氏
電通Future Creative Center センター長
1979年東京生まれ。慶応大学法学部政治学科卒業。電通入社後、マーケティング領域とプロモーション領域を担当し、30代でクリエーティブ職を経験。2020年、様々な企業の未来価値創造を支援するFuture Creative Centerのセンター長に就任。経営の打ち手のグランドデザイン支援、企業成長につながるブランディング設計、話題をつくるアクティベーション企画等を手掛ける。電通社内のベストソリューションアワード歴代最多受賞。カンヌライオンズ2019ブランデッドエクスペリエンス部門日本代表審査員。
松尾 竜聖氏
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
シニア マネージャー
1985年長崎県生まれ。
早稲田大学卒業後、10年以上に渡りコンサルタントとして、国内外の企業及び自治体に対して、経営戦略や事業戦略立案、新規事業立案など多くの変革・価値創造の支援に携わる。2014年よりEYに参画し、近年はクライアントのパーパス経営や組織風土変革などのアドバイザリーサービスの提供と同時に、自らも実践者として、自社の組織風土改革やEY Japan Well-being推進リーダーとして活動している。