• HOME
  • LCA 活用推進コンソーシアム 公開講演会・成果報告会~カーボンニュートラルの実現に向けた情報開示の今後の展望~

LCA 活用推進コンソーシアム 公開講演会・成果報告会~カーボンニュートラルの実現に向けた情報開示の今後の展望~


リンクをコピー

温暖化ガス(GHG)排出量削減のため、これまで各国政府や企業は多くの取り組みを進めてきた。さらに脱炭素イノベーションを加速していくためには、一貫性・信頼性のある適切な情報開示と評価基準が求められる。
産業技術総合研究所では、こうした観点から、LCAデータベースIDEA(Inventory Database for Environmental Analysis)を開発し、維持・更新を行ってきた。また、Scope3のデータ開示に対する要望の高まりに対応するためScope3算定ツールも作成した。
2020年7月「LCA活用推進コンソーシアム」を設立し、IDEAの活用の普及に努め、GHG排出量など環境負荷の見える化を促進してきた。同コンソーシアムは、活動の一環として、日本経済新聞社と共催で、公開講演会・成果報告会を開催する。

概要OVERVIEW

開催日時
2024年3月22日(金)14:00~17:15
参加費

無料

定員

【会場参加】100名

【オンライン参加】定員はありません。

申し込み締切

【会場参加】2024年3月15日(金)12:00

【オンライン参加】2024年3月20日(水・祝)20:00

※会場参加とオンライン参加の締切日時が異なりますのでご注意ください。
※会場参加は申込者多数の場合、抽選で決定させていただきます。(定員100名)
※落選された方にはオンライン視聴用URLをお送りしますので、オンラインでの参加をお願いいたします。

オンライン参加について

お申込みいただいた皆様には開催前日までにご登録のメールアドレス宛に視聴ページのURLをお送りさせていただきます。

※お使いの端末のセキュリティー設定により、迷惑メールに分類されることがございます。
 当日までに未着の場合は、一度、迷惑メールフォルダをご確認ください。

※携帯電話のメールアドレスの場合、キャリアのセキュリティー設定により、受信できない場合がございます。
 メールの案内に従って記載のお時間までに視聴ページにお越しください。

※開始10分前までに一度視聴ページにお越しいただき視聴確認をお願いします。

主催

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 LCA活用推進コンソーシアム

共催

日本経済新聞社

禁止・注意事項

・視聴ページのURLを第三者に提供することは禁止いたします。
・オンラインセミナーの録音・録画・撮影は禁止です。
・直接会場にお越しいただいてもセミナーに参加いただくことはできません。事前申し込みをお願いします。
・登壇者、および他の参加者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為はおやめください。
・上記禁止事項が認められた場合、今後のセミナー等へのご参加をお断りする場合はございますのでご了承ください。

お問い合わせ

LCA活用推進コンソーシアム事務局
◇専用メールアドレス lca-consortium-ml@aist.go.jp
(9:30~17:00 土・日・祝を除く)

プログラム Program

14:00~14:05
開会挨拶
 

国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 研究部門長
玄地 裕氏

14:05~15:00
基調講演
カーボンニュートラルの実現に向けた情報開示の課題と展望

東京大学未来ビジョン研究センター 教授
高村 ゆかり氏

【講演内容】
ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、昨年6月26日にグローバルなサステナビリティ開示基準であるIFRS S1号(企業のサステナビリティ全般の基準)とS2号(気候変動に関する基準)を公表した。わが国では、経団連や日本公認会計士協会などが参加するFASF(財務会計基準機構)にSSBJ(サステナビリティ基準委員会)を設置し、国際的な動向を踏まえながら日本におけるサステナビリティ開示基準の開発に取り組んでいる。こうしたサステナビリティ開示基準をめぐる動向と課題、今後の展望などについて論じる。

15:00~15:30
講演
2050年カーボンニュートラルに向けて ~企業の脱炭素経営と環境省の取組~

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室長 杉井 威夫氏

【講演内容】
パリ協定の採択や2050年カーボンニュートラル宣言を受けて、企業の脱炭素化への要請は一段と強まっている。脱炭素をめぐる最新の動向と環境省の取組について紹介する。

15:30~15:40
休憩
 

15:40~16:00
講演
本田技研工業におけるLCAの活用

本田技研工業株式会社 事業戦略部 四輪LCA推進課 課長 チーフエンジニア
粟野 幸一氏

【講演内容】
気候変動対応が急務の中、排気ガスとしてCO2を排出する自動車には電動化の波が押し寄せています。
さらにカーボンニュートラルに向けては、電動化だけでなく材料取得工程や製造工程についても対応が必要になります。
このようにLCA評価を行うことで見えてくるカーボンニュートラル対応について、Hondaの取り組みをご紹介します。

16:00~16:20
講演
旭化成におけるLCAの活用

旭化成株式会社 サステナビリティ推進部 課長代理
村上 岳氏

【講演内容】
旭化成と社会のカーボンニュートラル実現に向けて、当社で取り組んでいる環境貢献製品の取り組みとIDEAを活用したカーボンフットプリント(CFP)の算定と活用の取り組みを紹介する。

16:20~16:40
講演
キヤノンにおけるLCAの活用

キヤノン株式会社 サステナビリティ推進本部 理事顧問 
古田 清人氏

【講演内容】
キヤノンでは、1990年代よりLCA用いた製品評価を実施してきた。カーボンニュートラル社会を実現する上でLCAの重要性はさらに高まると考えており、キヤノンにおけるLCAの活用について紹介する。

16:40~17:10
説明
IDEA Ver.3.4の開発とLCA活用推進コンソーシアムの今後の活動

国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長
田原 聖隆氏

【講演内容】
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)では昨年4月にインベントリデータベースIDEA Ver.3.3をリリースし、11月にはVer.3.3海外版をリリースした。Scope3算定ツールも提供している。本年4月にはVer.3.4をリリースする予定である。また、産総研ではIDEAを用いたGHG排出量の見える化を促進するため、2020年7月にLCA活用推進コンソーシアムを立ち上げ、現在、約450団体(企業、業界団体、大学、公的研究機関、官公庁、自治体等)が参加し活動している。これからのIDEAの開発とコンソーシアムの活動について紹介する。

17:10~17:15
閉会挨拶
 

LCA日本フォーラム会長、LCA活用推進コンソーシアム会長、一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長
稲葉 敦氏



※プログラム、講演内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。

登壇者 Speaker

玄地 裕氏

国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 研究部門長

東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻博士課程中退。博士(工学)を1999(平成11)年3月に取得。博士論文のタイトルは「都市ヒートアイランドにおける人工熱の影響評価とその対策」。専門は、化学工学、環境工学、都市気候、半導体プロセス工学(企業での研究開発)。2021年4月より国立研究開発法人産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 安全科学研究部門 研究部門長を務める。

高村 ゆかり氏

東京大学未来ビジョン研究センター 教授

島根県生まれ。専門は国際法学・環境法学。京都大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。龍谷大学教授、名古屋大学大学院教授、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)教授などを経て現職。国際環境条約に関する法的問題、気候変動とエネルギーに関する法政策などを主な研究テーマとする。中央環境審議会会長、東京都環境審議会会長、再生可能エネルギー買取制度調達価格等算定委員会委員長、金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ委員、財務会計基準機構サステナビリティ基準委員会(SSBJ)委員、アジア開発銀行の気候変動と持続可能な発展に関する諮問グループ委員なども務める。

杉井 威夫氏

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室長

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室長
2023年7月から現職。脱炭素化に取り組む事業者の支援等を担当。
これまで環境教育室長、環境大臣秘書官、広報室長等を歴任。

粟野 幸一氏

本田技研工業株式会社 事業戦略部 四輪LCA推進課 課長 チーフエンジニア

1999年 本田技術研究所へ入社
エンジン研究/開発(Honda初のディーゼルエンジン研究~量産開発、欧州でエンジンオブザイヤー獲得)。
途中3年間の商品企画(Advanced Product Planning @UK)を経て、再びエンジン開発へ。
2020年 本田技研工業株式会社へ転籍。
パワーユニット戦略から環境/LCA戦略へとシフトし、カーボンニュートラルに向けた戦略検討を推進。

村上 岳氏

旭化成株式会社 サステナビリティ推進部 課長代理

大学卒業後、他社勤務を経て、2013年に旭化成グループ入社。医薬事業に従事したのち、サステナビリティ推
進部に所属。GHG削減貢献の推進、CFP算定・検証の仕組み作りと実装、ISCC-PLUS認証の取得など、気候
変動を中心とする環境分野でのサステナビリティ対応に取り組んでいる。

古田 清人氏

キヤノン株式会社 サステナビリティ推進本部 理事顧問 

平成11年(1999) 1月 生産本部 環境統括技術センター 環境企画課長
平成14年(2002) 6月 グローバル環境推進本部 環境統括・技術センター 環境企画部 部長
平成19年(2007)11月 環境本部 環境企画センター 所長
平成25年(2013) 1月 環境統括センター 所長(組織名のみ変更)
令和2年 (2021)11月 サステナビリティ推進本部 理事顧問

田原 聖隆氏

国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長

博士課程の時よりLCA研究に従事し、LCAによる再生可能エネルギーによる発電技術の評価、乾燥地植林評価などで成蹊大学にて学位取得。1997年から2年間、日本学術振興会特別研究員。廃棄物処理技術、自動車のLCAを実施する。1999年より2年間、科学技術振興事業団博士研究員。乾燥地緑化プロジェクトで土壌科学、植物生理学に関する研究に従事する。2001年、産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センターに入所。LCAソフトウエア開発、インベントリデータベース開発、インベントリ分析、環境効率、持続可能な消費に関する研究に従事する。現在、安全科学研究部門IDEAラボにてインベントリデータベースIDEAの開発責任者として、引き続き研究を実施している。

稲葉 敦氏

LCA日本フォーラム会長、LCA活用推進コンソーシアム会長、一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長

1976年東京大学工学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。公害資源研究所入所後、米国商務省火災研究所客員及びオーストリア国際応用システム研究所客員研究員、産業技術総合研究所LCA研究センター長、東京大学人工物工学研究センター教授、工学院大学先進工学部教授を歴任。現在、LCA日本フォーラム会長、LCA活用推進コンソーシアム会長、一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長。工学博士。ISO14040/44改編(2006)共同議長。IPCC/AR5/WG3リードオーサー。日本工業標準調査会標準部会部会長などを歴任。『演習で学ぶLCA』(共編著,CAT,2018年),『 カーボンフットプリントのおはなし』(日本規格協会, 2010年),『 LIME 2-意志決定を支援する環境影響評価手法』(監修,丸善,2010年)他,著書多数。

お申し込みAPPLICATION


リンクをコピー

その他のおすすめイベント、セミナーOTHER EVENTS & SEMINARS

マイページよりお申し込み
内容をご確認頂けます

日経ID(※1)でお申し込みいただいた、
マイページ対応しているイベント(※2)が確認できます。

  • 日経IDの詳細はこちら
  • 完了メールが
    xxx@mail.register.nikkei.co.jpから送信されたもの。
    (日経イベント&セミナーで紹介している全てのイベントのお申し込み状況を確認できるものではありません。)

閉じる