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【ハイブリッド開催】LCA 活用推進コンソーシアム 公開講演会・成果報告会~カーボンニュートラル実現に向けたサプライチェーン戦略とLCAの役割~
温室効果ガス(GHG)排出量削減のため、これまで各国政府や企業は多くの取り組みを進めてきた。さらに脱炭素イノベーションを加速していくためには、一貫性・信頼性のある適切な情報開示と評価基準が求められる。
産業技術総合研究所では、こうした観点から、LCAデータベースAIST-IDEA(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology - Inventory Database for Environmental Analysis)を開発し、維持・更新を行ってきた。また、Scope3のデータ開示に対する要望の高まりに対応するためScope3算定ツールも作成した。
2020年7月「LCA活用推進コンソーシアム」を設立し、AIST-IDEAの活用の普及に努め、GHG排出量など環境負荷の見える化を促進してきた。同コンソーシアムは、活動の一環として、日本経済新聞社と共催で、公開講演会・成果報告会を開催する。
概要OVERVIEW
- 開催日時
- 2024年9月27日(金)14:00~17:15
- 参加費
無料
- 定員
【会場参加】100名
【オンライン参加】定員はありません。
- 申し込み締切
【会場参加】2024年9月19日(木)12:00
【オンライン参加】2024年9月24日(火)23:59
※会場参加とオンライン参加の締切日時が異なりますのでご注意ください。
※会場参加は申込者多数の場合、抽選で決定させていただきます。(定員100名)
- オンライン参加について
お申込みいただいた皆様には、申し込み完了メールに視聴ページのURLをお送りさせていただきます。
※お使いの端末のセキュリティー設定により、迷惑メールに分類されることがございます。
当日までに未着の場合は、一度、迷惑メールフォルダをご確認ください。※携帯電話のメールアドレスの場合、キャリアのセキュリティー設定により、受信できない場合がございます。
メールの案内に従って記載のお時間までに視聴ページにお越しください。※開始10分前までに一度視聴ページにお越しいただき視聴確認をお願いします。
- 主催
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 LCA活用推進コンソーシアム
- 共催
日本経済新聞社
- 禁止・注意事項
・視聴ページのURLを第三者に提供することは禁止いたします。
・オンラインセミナーの録音・録画・撮影は禁止です。
・直接会場にお越しいただいてもセミナーに参加いただくことはできません。事前申し込みをお願いします。
・登壇者、および他の参加者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為はおやめください。
・上記禁止事項が認められた場合、今後のセミナー等へのご参加をお断りする場合はございますのでご了承ください。
- お問い合わせ
LCA活用推進コンソーシアム事務局
◇専用メールアドレス lca-consortium-ml@aist.go.jp
(9:30~17:00 土・日・祝を除く)
プログラム Program
14:00~14:05 開会挨拶
LCA日本フォーラム会長
一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長
稲葉 敦氏
14:05~15:00
基調講演
サプライチェーンの未来と脱炭素化へのアプローチ
小野塚 征志氏
【講演内容】
特定の取引先との固定的な関係を基本としたサプライチェーンマネジメントは限界を迎えつつある。不特定多数との自由な取引を可能とするサプライウェブへの進化は不可避と見るべきだ。Scope3も含めた脱炭素化を戦略的に進めることも重要である。本講演では、サプライチェーンを取り巻く事業環境の変化とあるべき戦略の方向性を解説する。
15:00~15:30
講演
国土交通省におけるGX実現に向けた取組について
大野 浩史氏
【講演内容】
近年、気候変動の影響により、自然災害が激甚化・頻発化するなど、地球温暖化対策は喫緊の課題となっている。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、地域のくらしや経済を支える幅広い分野を所管する国土交通省としても、法制度や予算、税制等を通じ、民生・運輸部門の脱炭素化等に取り組んでいるところである。国土交通関連分野におけるCO2排出量の現状及び各分野における取組について紹介する。
15:30~15:40 休憩
15:40~16:00
講演
化学業界におけるカーボンニュートラル推進のためのLCAの活用
藤井 宏行氏
【講演内容】
化学産業は幅広い産業に素材を提供しており、多くのバリューチェーンにおけるカーボンニュートラル(CN)推進において自産業のGHG削減のみならず、使用や廃棄段階での削減貢献でも重要な役割を果たす産業である。化学産業はLCAをこのCN活動を円滑・効果的に行うためのツールと位置付け、業界各社横断での活用推進を図っている。
16:00~16:20
講演
家電リサイクルにおけるLCAの活用
秋元 裕太氏
【講演内容】
三菱マテリアルでは、全国で家電リサイクル事業を展開しており、毎年、家電リサイクル事業(当社グループ5社6工場)におけるLCA評価(廃家電のリサイクルによる環境負荷削減効果の算出)を実施している。本講演では、2023年度実績に基づく当社家電リサイクル事業のLCA評価について紹介する。
16:20~16:40
講演
レゾナックにおけるLCAの取り組みと活用事例
宮武 正人氏
【講演内容】
レゾナックは2023年より全社横断でのカーボンニュートラルプロジェクトを進めており、その一環として全事業および研究開発におけるLCA(CFP)の取り組みを推進している。本講演ではレゾナックにおける環境への取り組みの全体像とLCA(CFP)の取り組み体制、およびその活用事例について紹介する。
16:40~17:10
説明
AIST-IDEAの開発の現状と今後の進め方
田原 聖隆氏
【講演内容】
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)では、長年にわたってインベントリデータベースIDEAを開発し、2021年以降は毎年データを更新して公開し、本年5月にはAIST-IDEA Ver.3.4をリリースした。地球温暖化対策のための国際的な規制の強化により、企業や様々な団体にGHG排出量の把握と開示が求められることで、AIST-IDEAに対するニーズも高まってきている。AIST-IDEAのデータベースとしての特徴と将来に向けた開発の状況や今後の開発の方向性などについてご紹介する。
17:10~17:15 閉会挨拶
田原 聖隆氏
登壇者 Speaker
稲葉 敦氏
LCA活用推進コンソーシアム会長
LCA日本フォーラム会長
一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長
1976年東京大学工学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。公害資源研究所入所後、米国商務省火災研究所客員及びオーストリア国際応用システム研究所客員研究員、産業技術総合研究所LCA研究センター長、東京大学人工物工学研究センター教授、工学院大学先進工学部教授を歴任。現在、LCA日本フォーラム会長、LCA活用推進コンソーシアム会長、一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長。工学博士。ISO14040/44改編(2006)共同議長。IPCC/AR5/WG3リードオーサー。日本工業標準調査会標準部会部会長などを歴任。『演習で学ぶLCA』(共編著,CAT,2018年),『 カーボンフットプリントのおはなし』(日本規格協会, 2010年),『 LIME 2-意志決定を支援する環境影響評価手法』(監修,丸善,2010年)他,著書多数。
小野塚 征志氏
株式会社ローランド・ベルガー
パートナー
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、富士総合研究所、みずほ情報総研を経て現職。
サプライチェーン/ロジスティクス分野を中心に、長期ビジョン、経営計画、成長戦略、DX戦略、新規事業開発、M&A戦略、構造改革、リスクマネジメントをはじめとする多様なコンサルティングサービスを展開。
内閣府「SIPスマート物流サービス 評価委員会」委員長、経済産業省「フィジカルインターネット実現会議」委員、国土交通省「2020年代の総合物流施策大綱に関する検討会」構成員などを歴任。
近著に、『サプライウェブ』(日経BP)、『ロジスティクス4.0』(日本経済新聞出版社)、『DXビジネスモデル』(インプレス)など。
大野 浩史氏
国土交通省
総合政策局環境政策課 環境政策企画官
2002年気象庁入庁。気候変動や異常気象の監視・分析、長期予報等を担当。2023年4月より国土交通省に出向し、現職。国土交通分野におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取組等を推進。
藤井 宏行氏
一般社団法人日本化学工業協会
技術部 部長
1963年 東京生まれ
1987年 三菱化成(現三菱ケミカル)入社。設備技術・生産技術・環境安全&省エネ推進に従事
2017年 三菱ケミカルホールディングス(現三菱ケミカルグループ)経営戦略部門。サステナビリティ経営戦略の計画立案担当
2023年 日本化学工業協会 技術部部長 LCA・カーボンフットプリントの業界内普及促進
秋元 裕太氏
三菱マテリアル株式会社
金属事業カンパニー 資源循環事業部
事業推進部 家電リサイクル室 家電推進グループ
2018年3月 東北大学大学院 環境科学研究科 博士課程前期2年の課程 修了
2018年4月 三菱マテリアル株式会社 入社。環境・エネルギー事業本部 環境リサイクル事業部
2018年10月 セメント事業カンパニー 横瀬工場
2021年4月 環境・エネルギー事業カンパニー 環境リサイクル事業部
2023年4月 金属事業カンパニー 資源循環事業部
宮武 正人氏
株式会社レゾナック・ホールディングス
サステナビリティ部 マネージャー
1997年 大阪大学大学院修士課程修了
1997年 旧日立化成に入社しエレクトロニクス製品の研究開発等を担当
2021年 サステナビリティ関連業務を担当
2023年 統合新会社レゾナック・ホールディングス サステナビリティ部にて主にカーボンニュートラル推進業務に従事
田原 聖隆氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長
博士課程の時よりLCA研究に従事し、LCAによる再生可能エネルギーによる発電技術の評価、乾燥地植林評価などで成蹊大学にて学位取得。1997年から2年間、日本学術振興会特別研究員。廃棄物処理技術、自動車のLCAを実施する。1999年より2年間、科学技術振興事業団博士研究員。乾燥地緑化プロジェクトで土壌科学、植物生理学に関する研究に従事する。2001年、産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センターに入所。LCAソフトウエア開発、インベントリデータベース開発、インベントリ分析、環境効率、持続可能な消費に関する研究に従事する。現在、安全科学研究部門IDEAラボにてインベントリデータベースIDEAの開発責任者として、引き続き研究を実施している。