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20周年記念オープン・フォーラム
第3期 「価値創造リーダー育成塾」 第3回
「企業の価値」が注目される現在、新たなる価値創造を目指す企業活動のあり方が問われています。当フォーラムは様々な企業経営者や学識者等の講演・対談をとおして、企業の価値創造のサイクルとプロセスの体系化・組織化について学ぶとともに、次世代を担う人材をつなげるプラットフォームの構築を目指しています。第3期「価値創造リーダー育成塾」は、2019年3月までに計8回実施していく予定です。
概要OVERVIEW
- 開催日時
- 2018/3/13(火)
15:00~17:20 (14:30~受付開始)
- 会場
- 日経ホール
- 受講料
- 無料
- 定員
- 300名
- 締め切り
2018年3月2日(金)
※お申し込み多数の場合は抽選のうえ、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。当落の発表はメールのご連絡をもって代えさせていただきます。
※ご記入いただいた個人情報はご本人の承諾なく、本セミナーの実施目的以外には使用いたしません。
- 主催
一般社団法人価値創造フォーラム21、価値創造リーダー育成塾
- 共催
日本経済新聞社クロスメディア営業局
- お問い合わせ
「価値創造リーダー育成塾」事務局
Tel : 03-3545-8299(受付時間 10:00~18:00 土、日、祝日を除く)
プログラムPROGRAM
15:00~15:50 (50分) キーノート・スピーチ
慶應義塾大学 名誉教授 嶋口 充輝先生
嶋口充輝先生は、80年代から一貫してマーケティングを単なる経営の手法としてではなく、マーケティングを経営の基軸において企業ステージの進化を提唱されている当該領域における第一人者です。嶋口先生には81年創立の「QMフォーラム」から今日の「価値創造フォーラム21」までの37年間、顧問・特別顧問としてフォーラムの発展に多大な貢献をしていただいております。とくに嶋口先生が2004年6月の日本経済新聞で提示された「相対の競争から絶対の競争へ」というキーワードは、私どものフォーラム活動と今日の価値創造企業の中核的概念となっています。
この競争概念の変化について嶋口先生は当時、「市場シェアから顧客シェアへ、ベスト・プラクティス革命、競争ベンチマーキング、リエンジニアリング、顧客満足経営などが今日、競争優位の方法として広く受け入れられつつあることは、まさに競争が創られた価値をライバル間で奪い合うスタイルから、いかにより高い市場価値そのものを創造するかというスタイル、つまり“相対から絶対”に向かって動きはじめていることを示しています」と述べています。
相対の競争をめざす企業はライバルを潰すためだけの単なるシェア競争や価格競争に陥ってしまうのであり、いま必要なのは“絶対の競争”をめざして顧客と企業が適切な関係性の下で交流と対話を積極的に進めながら、共創価値を作り出していくことであります。今回のキーノート・スピーチでは、価値創造をめざす企業には絶えざるイノベーションへの挑戦を通じて“絶対の競争”をめざす思想と経営軸がいま求められている、という嶋口先生からの熱いメッセージをご期待ください。
15:50~16:00 (10分) 休憩
16:00~17:20 (80分) 特別対談
株式会社資生堂 代表取締役執行役員社長 兼 CEO 魚谷 雅彦氏
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一橋大学イノベーション研究センター 特任教授 米倉 誠一郎先生
実践に裏打ちされたマーケティング理論と強固なリーダーシップで日本を代表する老舗企業を「世界で勝てる日本発のグローバルビューティカンパニー」に変容させようと邁進する株式会社資生堂 代表取締役執行役員社長 兼 CEO 魚谷 雅彦氏と、イノベーションを核とした企業の経営戦略と発展プロセスを説き続け、多くの経営者から熱い支持を受ける一橋大学イノベーション研究センター 特任教授 米倉 誠一郎先生に、「グローバルビジネス時代の価値創造とイノベーション」というテーマでご対談頂きます。
成熟する国内マーケット、多様化の一途をたどる世界マーケットでの激しい競争の下で激化する企業環境では、「イノベーションを通じた絶対的な価値創造」だけが未来を保証することになるでしょう。日本が誇る「SHISEIDO」ブランドの価値を最大化させる未来戦略、そして絶対価値を基軸に据えた21世紀の企業経営から、世界を志すすべての日本企業が向かうべき方向性のヒントを探ります。
今回は特別対談による「次世代リーダーたちへのメッセージ」として、次のような課題を中心に議論を展開していきます。
1.日本企業が世界で勝負する武器としてのブランディング
2.お客さま起点を活動の基本軸に据えた、社会と共生する価値創造
3.大胆な選択と集中を遂行するブランドマーケティング戦略
4.積極的なイノベーション投資による絶対価値の創出
5.全ての価値創造の根源である人材の育成―能力と意欲の最大化
登壇者SPEAKERS
嶋口 充輝先生
慶應義塾大学 名誉教授
慶應義塾大学経済学部卒業後、フルブライト奨学生として渡米。慶應義塾大学、ミシガン州立大学、両大学院の修士・博士課程を修了後、経営学博士号 (Ph.D.)。慶應義塾大学助教授、教授を経て、2007年同大学名誉教授に就任。この間、ルーベン大学(ベルギー)、ウェスタン・オンタリオ大学(カナダ)、モスクワ大学(ロシア)、法政大学経営大学院、青山学院大学、早稲田大学等の客員教授を歴任。数社の社外取締役、企業顧問を兼ねる。現在は公益財団法人 日本マーケティング協会理事長(代表理事)も務める。
魚谷 雅彦氏
株式会社資生堂 代表取締役執行役員社長 兼 CEO
同志社大学文学部英文学科卒業後、ライオン歯磨(株)(現ライオン(株))入社 。その後米国コロンビア大学経営大学院を卒業しMBAを取得。
シティバンクN.A.マネジャー、クラフト・ジャパン(株)(現モンデリーズ・ジャパン(株))代表取締役副社長 、日本コカ・コーラ(株)代表取締役会長 、(株)ブランドヴィジョン代表取締役社長を経て、2013年4月(株)資生堂マーケティング統括顧問に就任。14年4月執行役員社長、同年6月代表取締役 執行役員社長、16年1月代表取締役 執行役員社長 兼 CEOに就任し、現在に至る。
米倉 誠一郎先生
一橋大学イノベーション研究センター 特任教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授・名誉教授、アカデミーヒルズ日本元気塾塾長、プレトリア大学日本研究センター顧問。『一橋ビジネスレビュー』編集委員長。
一橋大学社会学部(1977年)・経済学部(1979年)卒、同大社会学修士(1981年)。ハーバード大学Ph.D.(歴史学博士、1990年)。
企業経営の歴史的発展プロセスを戦略・組織・イノベーションの観点から研究。著書に、The Japanese Iron and Steel Industry 1850-1990: Continuity and Discontinuity (Macmillan)、『経営革命の構造』(岩波新書)、『企業家の条件』(ダイヤモンド社)、『脱カリスマ時代のリーダー論』(NTT出版)、『創造的破壊:未来をつくるイノベーション』(ミシマ社)、『オープン・イノベーションのマネジメント』(共編著、有斐閣)、『イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応』(東洋経済新報社)など多数。